(前回の記事は コチラ

ここのところ熱心にリサーチしている韓国の英語教育事情。本日は、うちのアパートで早期留学を体験中の韓国人中学生の生の声をリポートしたいと思います。

まず、これまで何度もお伝えしているように、今うちのアパートには韓国人の中学生が30人ほど滞在して英語を勉強しています。彼らはとてもいい子たちで、うちの息子にもすごくフレンドリーに接してくれて、今ではすっかり仲良しになってますw
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↑ こんな感じでいつも遊んでもらってます。ちなみにドアの側に立ってるのがクォン君。

彼らは保寧市が実施している早期留学生の送り出し事業に応募した学生たちで、冬休みを利用して3週間の英語合宿に参加しています。この合宿、3週間で120時間の英語学習をするそうです。そこで彼らの中でもとくに英語が上手な男子学生クォン君(14歳)に話を聞いてみることにしました。

「授業では、スピーキングを中心に、ボキャブラリーや英文法、英語日記(ライティング)の添削などを受けています。でも、やっぱりスピーキングの授業がいちばん効果があると思いました。合宿にきてから、スピーキング力がかなり鍛えられた気がします」

ちなみにクォン君が英語を勉強し始めたのは、5歳ぐらいのときだそうです。

「両親が英語の本や海外のアニメ映画のDVDをたくさん用意してくれたので、勉強というより、自然と英語に親しんでいたという感じですね。韓国では小学校3年から学校で英語の授業がはじまりますが、しっかり勉強をはじめたのはそのときからですね」

とはいえ、小学校で習う英語はさほど高度なものではなかったそうです。

「アルファベットから始まって、AppleやBookなどの簡単な単語を覚えたり、This is a pen. といった基本中の基本の文法を学ぶだけでした。関係代名詞を使った構文などを学ぶのは、中学生になってからですね。学校は公立でしたが、中学1年のときはネイティブ・スピーカーの先生がいました。彼は南アフリカ出身の若い先生でしたが、僕たちがうるさすぎてイヤになってしまったのか、1年で辞めてしまいました。それ以降、ネイティブの先生はいませんね」

なるほど。ネイティブ・スピーカーの先生が英語を教えてくれてたんですね〜。でも学ぶ内容の難易度は、日本とそれほど変わらない模様。そこで疑問なのが、中学生になってから本格的に英語を学びはじめたというクォン君が、なぜこんなに英語が上手いのかということ。見たところ、中級レベルぐらいだと思います。なんせ私とのインタビューに英語で答えてますからね。。。

「もともと英語に興味があって、自分でも積極的に英語に触れる機会を作っていました。でもいちばん役に立ったのは、やっぱり英語の本やアニメをたくさん読んだり観たりしていたことですね。最近も『アバター』や『The Legend of Korra』を観ました。アニメは英語の字幕付きで観ています」

クォン君によれば、なんと彼の家にはこれまで両親が買い与えてくれた英語本やアニメ、映画が1万アイテムほど所蔵されているんだとか(!)。「え? 1000本の間違いじゃないの?」と何度も確認したけど「1万」って言ってたのでたぶん本当。すごすぎる。もはやそれってTSUTAYAだよね? というレベル。ていうかどんだけでかい家なんだ。ちなみにクォン君のご両親はレストランを経営されているそうです。

「両親はとても教育熱心で、とくに母からは幼いときから『将来はどうするの?』とよくたずねられていました。早いうちから将来について考えることが、とても大切だと教えられてきました』

そんなクォン君に、将来のプランについてたずねてみました。

「将来の夢は2つあって、まずはBanker(銀行家)です。もう一つはファンド・マネージャーです。でも後者はリスキーですよね。もし顧客のお金を預かって運用に失敗したら、解雇されてしまいますからw」

めちゃくちゃしっかりした返答に一瞬ひるんでしまいました。14歳なのにしっかりしてるなあ。当時ファンだった洋楽バンドに会いたい一心で「将来はミュージック・ライフの記者になりたい」とか言ってたどこかのボンクラとは大違いだよ。うん。私だよ。

クォン君は海外の大学への進学も視野に、これからも英語の勉強を続けて行くそうです。

キャンプの責任者 Lisa の話を聞いていても思ったんですが、英語の習熟度は、やはりその人自身のモチベーションの高さに依るところが大きそうです。いくら小学生から英語を必修化しても、みんながみんなクォン君のように高い英語力を身につけられるわけではないみたいです。

明日は、私が留学時代に出会った韓国人留学生(大人)についても書いてみようと思います!


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