セブ島留学中に出会った3人の韓国人留学生のはなし のつづきです。

昨日の記事では、同じ留学生でも、その人が「どれだけ英語習得の必要性に迫られているか」によって習得できる英語力に大きな差が出る、というお話をしました。「親に言われて」とか「なんとなく英語を勉強したくて」といった理由で来た人より「英語できないと就職できない」「絶対にTOEICを200点上げる!」みたいな強い意志を持った人の方が、相対的に英語力を上げて帰国するケースが多いです。

一方、親子留学を含む早期留学はほとんどの場合、前者に当てはまります。とくに小学生以下の場合は、まず親の意向によって留学するケースがほとんどです。そんな「英語を勉強しよう!」という強い意志を持たずに留学してきた子どもたちに対しては、どんなプログラムが適しているのでしょうか?

小さな子ども(未就学児)の英語留学の場合、短期留学(1週間〜3ヵ月ぐらい)と長期留学(3ヵ月〜1年以上)でベストな方法は違ってくると思いますが、今回は短期留学を想定して私なりの意見をシェアしたいと思います。

短期の親子留学の場合、狭い教室でのレッスンは逆効果!?


私はセブ島に来た当初、英語学校でおよそ1ヵ月、親子留学(早期留学)を体験しました。その経験から言うと、子どもたちの指導において大切なことは、とにかく「英語学習を嫌いにさせないこと」に尽きると思います。 とくにロジカルに考えられない小さい子どもに対しては、その視点がすごく重要です。言うなれば「お勉強」だと気づかせないように英語に親しませる、みたいな感じが理想的です。

まず大事なのが、レッスンする環境(場所)です。マンツーマン・レッスンが主体のフィリピン留学では、多くの場合、先生と生徒がやっと入れるぐらいの狭い個室でレッスンが行われることが多いです。うちの息子(当時3歳)の場合、これがダメでした。

午前中は私(または夫)と先生、息子の3人で授業を受けていたのですが、英語に慣れてない息子は私たちが何を話しているのか全くわかりません。そのうち不安と苛立ちから、とにかく私たちの邪魔をしてきます。先生がいっしょうけんめい英語の歌を歌ってくれたり、パペットを使って話しかけたりしても、ふざけてぜんぜん言うこときかない。私が怒って「ちゃんとやんなさい!」とか言うと、怒りの表情で「Nooooooooo!」と絶叫(ちなみに息子が真っ先に覚えた単語は「NO」でした)。
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↑ こんな感じで授業にならず。いやー、辛抱強い先生で助かりました。。。

10秒に一回「Noooooooo!」と叫ぶ息子、困る先生、焦る私。これって、親的にはものすごく焦る展開なんですよ。英語できないから留学してるっていうのに、息子のそんな態度をどうやって英語で謝ればいいのか。仕方なく授業を中断して、息子をカフェテリアに連れて行って気分転換させたり、「ちゃんとレッスンしたらあとでドライマンゴーあげるから!」とか食べ物で釣ったり、本当にレッスンが苦痛で仕方ありませんでした。

午後は1時間だけ息子のためにマンツーマンレッスンを取っていたのですが、これもまた地獄でして。教室はマンツーマン個室よりも大きいグループレッスン室を用意してもらったのですが、異変を察知した息子が教室に入りたがらず、まずもってマンツーマン・レッスンが成り立たないんです。

仕方なく、私と夫、息子と先生という4人で授業を受けることになるのですが、状況は午前中のレッスンと同じ。教室が広くなった分、走り回るわ、テーブルの下に逃げ込むわ、とさらに状況は悪化。そんな息子に夫がキレて怒る→息子、泣く……みたいな展開がエンドレスに50分。先生もお手上げ。もう本当に先生に申し訳なくて。。。

でも、息子自身もレッスンの時間が苦痛で仕方なかったんですね。息子は、望んでもいない英語のレッスンを毎日受けなければならず、彼なりに辛かったと思います。毎日、英語のレッスンになると嫌がって泣く息子をみて、私も夫も自分たちがしていることが間違っていたのではないか、と葛藤する日々でした。

そして、そんな状況が改善されなまま1ヵ月が過ぎました。私は夫と相談して、息子を英語学校ではなく現地の幼稚園に通わせることにしました。親や先生といっしょに英語を学ぶのではなく、同年代のお友だちと過ごして少しずつ英語になれる方がいいかもしれない、と判断したからです。

幼稚園に行ってからの出来事については、おって記事にしますが、うちの息子の場合、結果的にはその判断はまちがっていませんでした。もちろん、もしあのままレッスンを続けていたら、息子も授業に慣れてたのしくレッスンを受けることができたかもしれません。でも1ヵ月という短い期間で見たときに、狭い教室の中で親や先生の「英語を学ぼう」みたいなプレッシャーの中で長時間過ごすことは、小さな子どもにとってあまり良い結果を生まないと私は考えています。息子に関していえば、息子は1ヵ月でだいぶ英語が嫌いになってしまいましたから……。

というわけで、小さな子どもの場合、クラスルームはできるだけ開放的なスペースで、子どもの好奇心をくすぐるようなさまざまな刺激のある場所がベストだと思っています。私がプロデュースしている親子留学「セブ島えいご体験プログラム」でも、その点にはすごくこだわっています。

最後さりげなく宣伝が混じっていますがw、明日はクラスルーム篇につづいてカリキュラム篇をお届けしようと思います。


※ 今回の内容はあくまでも私自身の体験をもとにした個人的な意見です。「うちの子も未就学児だったけどちゃんと個室でレッスン受けられました」とか「こういう工夫をしたら個室でのレッスンも大丈夫でした」といった実例があれば、ぜひぜひお知らせください! メッセージお待ちしております。

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