海外で子育てをした何人もの先輩たちに、子どもの日本語力を伸ばす秘訣としてすすめられた「読み聞かせ」。

セブに来る前は、まさか子どもの日本語教育に悩む、なんて事態は想定していなかったので(親と日本語で会話してれば問題ないと思ってたw)、日本語の本をほとんど持ってきていなかった私。なので前回、日本に帰国したときに思い切ってたくさん本を買い込んできました!

そのうちの1冊がコレ。


ヤフオクでまとめ売りされてた児童書の中にたまたま入っていたので、正直自分で選んだわけではありませんが、これがすごくよかった。ロンドンに住むネコのタクシードライバー・トムが、飼い主のランスさん(この人もタクシーの運転手です)といっしょに、アフリカのゴロンゴロン高原を目指してふしぎな冒険の旅に出る、というストーリー。

うちの息子は、まずネコがネコ専門のタクシードライバーをしているっていう設定がツボったらしく、最初からすごい食いつきでした。旅のいちぶしじゅうが、ユーモアたっぷりの筆致で描かれているため、挿絵はすくなくても、頭の中にイメージがいっぱいに広がっているようでした。

さて、本書をおすすめする理由はもう一つあります。この本は、大人にも刺さる印象的なセリフや示唆に富んだエピソードといっぱい出会えるんですね。

たとえば、こんなセリフ。

「冒険のチャンスが来たら、つかまなくちゃだめだ。チャンスは、いつ来るかわからない。ひょっとしたら、一生チャンスに巡りあわないかもしれない。冒険には、まいにちの生活では得ることのできないものがあるからね。そして人生にとってもっともたいせつなことは、冒険がおわったあとにわかるのだよ」


そう。冒険には、毎日の生活では得ることのできないものがあるんです。そんな気付きが、ネコのトムの冒険を通じて、読み手にじわじわと伝わってきます。

この本を読み終わったあと、息子に「●●もママとパパとあちこち冒険してきたよね? たいせつなことが何かわかった?」と質問すると、「ぼくはママとパパとあちこち冒険するのが好きで、それがたいせつなことだと思った」と禅問答のような答えがかえってきました。

そして「いつかアフリカに行く」と言い出して世界地図をひっぱりだしては「ママ! ゴロンゴロン高原ってどこ!」と聞いてくるんですが、ゴロンゴロン高原は実在しないので「行くならエチオピア高原にしなさい」ってよくわからないアドバイスをしておきました。

ちなみにネコのタクシーはいろいろシリーズがあるみたいですね。
日本に帰ったら全巻そろえよう。



それでは本日はこれにてー!
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