以前、私の住んでいるアパートが英語学校になっていたという話 を書きましたが、昨日はそのときキャンプを主催していた語学学校の韓国人ディレクター・K氏と会って、いろいろと意見交換をしてきました。

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© Standard English-Korean Dictionary by Jacob Bøtter

なぜなら、私は韓国の英語教育事情にとても興味があるからです。韓国は、日本に先んずること約10年前からセブ島に注目し、フィリピン留学市場を開拓してきたいわばパイオニア。そして今、日本の英語教育産業には、10年前の韓国と同じようなフィリピン留学ブームが巻き起こっています。つまり、韓国のフィリピン留学事情の歴史をたどっていけば、この先の日本の英語留学業界に何が起きるか、なんとなく予見できるかも、と思っているからです。

昨日はたまたまKの友人の韓国人エージェント・Pさんも同席していたのですが、Pさんは日本語をかなり上手に話せるバイリンガル。聞けば、15年ほど日本の企業ではたらいていた経験があるそうです。でも英語はあんまり得意ではないそうなので、3人での会話はK氏と私は英語、Pさんと私は日本語、K氏とPさんは韓国語、そしてときどき私が英語でうまくいえないことを日本語でPさんに言う→Pさんが韓国語でK氏に通訳する、というちょっとした伝言ゲームみたいなミーティングになりました。


まず話題にのぼったのは、留学エージェントの動向について。


現在、フィリピン留学を扱う韓国の留学エージェントは「星の数ほどある」そうで、主だったものだけでも80〜100社はあるのではないか、との話でした。「個人や小規模でやっているところを含めたら本当に数え切れないほどある」そうです。

興味深かったのは、オンラインだけで完結するエージェントはとても少ない、という点。韓国には各語学学校を口コミとともにリスト化し、ネット上でお問い合せから申込みまでワンストップで学校を紹介するエージェントサイト(エクスペディアやホテルズドットコムみたいな感じ)も多数あるそうですが、ネット上だけでバーチャルに運営している業者はほぼいないそうです。

なぜなら、韓国ではフィリピン留学がブームになったとき、留学エージェントを名乗るグループが留学代金としてお金を集め、そのままトンズラするという事件が相次いだそうで、人々のあいだに「ちゃんとオフィスがあって、顔が見える業者じゃないと不安だ」という認識が広まったことが一因とのこと(Pさん)。

なので、韓国のエージェントは、留学希望者が訪問して対面カウンセリングができる「オフィス」もしくは「コミュニティスペース」を持っているのが大前提だそうです。さらに、現地にいってからも適切なサポートとフォローができるところが相対的に人気だといいます(K氏)。

日本でも、フィリピン留学の盛り上がりを受けて大小の留学エージェントがものすごい勢いで増えていますが、業界が成熟するにつれ、留学希望者が的確な情報と安心感を得られる「有機的につながれる場」の有無が今後重要になってくるのかもしれません。

長くなったので、つづきはまた明日。次回は、韓国の親子留学(ジュニアキャンプ)プログラムの特長について紹介したいと思います!


 
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